ヒモになれる方法は果たしてあるのか?それは「『エセ』ロマンチック」であること。そして「永遠のモラトリアム」を目指す・・・こと?

 

ひもにいです。

 

 

相変わらず世の中どこもかしこも偽善にまみれてますね。外に出るのが嫌になります。なんでみんなそんな明るく笑顔で活動的に毎日を過ごせられるのでしょう(哲学者・中島義道風味)。

 

今回は「ヒモになれる方法は果たしてあるのか?それは”エセ”ロマンティックであること。そして永遠のモラトリアムを目指す・・・こと?」をお送りします。

 

2年近くの経験から気づいたヒモ気質とは

 

「ヒモなんてそんな簡単になれるわけないだろう」と8、9割の方がおっしゃられると思います。

 

実際に都内の様々な社会人イベントや読書会に参加した時でも「いやぁあなた運がいいですねぇ」とか「努力してなれるものではない。良くも悪くもやはり才能ですよね」とか言われるのです。働いていないことに対する皮肉が大分混じっているのでしょうけど。

 

いやはや。う〜ん…なんだかそう思う時は多々あるのですけど…自分の女々しい性格をなんとか生きる力に変える方法や、女性とタイミング良く息を合わせる方法など、元々非モテだった自分が、少しでも苦心した所を色々と思い返してみると、簡単に運とか才能とかで片付けられたくないところも無きにしも非ずなのです。

 

確かに僕自身、見た目や話し方に良くも悪くも迫力がなくて、無意識に人の話にタイミング良く相槌を打ってしまうなど、資質として物腰が柔らかくなってしまう癖があるのは事実ではあります。

 

でもそれなりに自分の内面も相手も分析して、距離を取りながら気にかけてもらうための努力は、時々額に冷や汗をかきながらも、そして自分のエゴを滅しながらも、限界まで頑張っているんですわ。

 

だからやはりその身心を酷使しながらも(しているつもり!)多少なりとも意識してるところを、格好つけて隠さないで、なんとか言語化してお伝えしたいと思っているのです。

 

というわけであまり実践的ではないかもしれませんが、2年という短くも長くもないヒモ生活経験から、恐縮ながら一つポイントをお教えしたいと思います。

 

あ、これはあくまで相手の女性が財産をある程度有していて、あなたのことをそんなに嫌ってなさそうな状況に限ります。

 

「弱さの品格」を最大限に出すこと

 

養ってもらいたい女性に対して、俗物思考(世間にありふれた考え方)から離れつつある雰囲気を、ロマンチックに繊細そうに気取ってください。

 

ポイントは繊細そうに気取ることです。

 

根っからのロマンチストじゃあなくていいです。僕自身も実のところ全くロマンとはかけ離れ、本当のところ繊細なのかどうなのか分からない男だと自覚しています。

 

むしろ「自分にはロマンチックな要素などあるはずがない!」となんとなく自覚出来ていて、それに憧れてやまない感じのままの方が、少し華奢で繊細な雰囲気を演出できる気がします。

 

その女性と仕事・授業終わりや休日のランチに誘えるように努力してください。

 

(※ここで誘える努力が出来ない人は以下の方法は役に立ちませんので、このままページをお閉じください)

 

設定は自然が周りに程よく溢れているところです。海とか山とか近くにあれば尚更goodなのですが、なかったら水や緑溢れた公園でもいいです。

 

今回の話は都内によくある自然公園で、天気は快晴、昼下がりの時間帯に設定させていただきます。

 

お昼ご飯は、軽薄な感じを装って、ベタなシャレオツイタリアンレストランでもいいです。

 

そのあとスタバで二人でカフェモカ(トールサイズがよい)でも買ってその公園に向かって下さい(ここまではかなり俗っぽい、ありふれた流れですね)。

 

そして公園の水と緑が見渡せるベンチに腰掛けて下さい。

 

そして以下のような会話の流れになるように心掛けてください。

 

ヒモ希望者
あ〜パスタ美味しかった!もうお腹一杯だよ~~。ちょっと食べ過ぎた・・・

 

飼い主女性(仮)
美味しかったね。〇〇くん、学校(仕事)ではクールで少し怖そうな感じなのに、凄い美味しそうに食べてて笑っちゃった笑

 

ヒモ希望者
そうかな?笑 美味しいもの目の前にすると理性も崩壊しちゃうんだよね。ははは

 

飼い主女性(仮)
そうなんだ!なんか意外な一面垣間見れて良かったかも〜~。うふふ

 

ヒモ希望者と飼い主女性(仮)、人目を憚らず、ほほえましく笑う。

 

ふと、ヒモ希望者。突如前屈みになり、真剣な顔つきになり、目の前の川を見つめる(ここでオーギュストロダンの彫像ごとく頬杖ついてうつむき加減でもよい)。

 

飼い主女性(仮)
・・・あれ、〇〇君。どうしたの?

 

ヒモ希望者
・・・水の流れってさ。本当に不思議だよね

 

飼い主女性(仮)
え??何が?

 

ヒモ希望者
必ず上流から下流に流れる。上を見てると水はどんどんこちらに向かってくるけど、下を見てると水は僕から離れて向こう側に去っていってしまう。なんだかさ、この瞬間ってなんなんだろうて

 

飼い主女性(仮)
・・・そんなこと考えてたの

 

ヒモ希望者
うん・・・。はは。くだらないよね。でも僕、時々川の流れをスケッチに描きたくなるんだよね(※あまり描く気なし)。言葉で説明出来ないじゃんこういうのって?レオナルド・ダ・ヴィンチとかも水流の詳細を懸命にスケッチしてたんだ(密かにドヤッ)

 

飼い主女性(仮)
へぇー!そうなんだ。知らなかった・・・。なんか興味深いね・・・。〇〇君絵描きになりたいの?

 

ヒモ希望者
分かんない・・でもね・・・僕にしか表現出来ないやり方・・・それをずっと探し続けたいんだよね。なんか僕、おかしいのな・・・

 

静謐にサラサラと流れる川面に、2人の真剣な顔が映る。

 

飼い主女性(仮)
〇〇くん・・・(ヒモ希望者を凝視しながら、何かを悟ったように微笑む)

 

はい、これで「ヒモ男」の初期セッティングはバッチリです。

 

完全に彼女の心に精神的フックを引っ掛けることができました。

 

そして学校や仕事に戻り、また繊細そうな自分とは真逆の自分に戻って活動して下さい。

 

その「弱さと強がり」の多面的な顔を持つあなたにハマった女性は、徐々にあなたと距離を近づくようになり、そしていつの間にか付き合うようになり、いつの間にか女性から「良い年こいて少年のように夢想して、価値もない夢を追いかける純粋な彼氏」として生活支援されている可能性大です。

 

え?川の流れの話を理解してくれなかったらどうするですって?

 

大丈夫です。経験上、若い女性で「自然」に興味の無い女性はいません。

 

その自然と一体化し憧れる男、水の精霊になろうとする男、なろうとして自然に断固拒否されて弱々しくも儚くその場所で屹立している男。

 

それらの姿を、恥を掻くことを覚悟に、死ぬ気で演じてください。

 

「こいつ、アホじゃねえの」と思いますでしょ?

 

でもですね、女性は「実生活を力強く器用に歩む男」よりも、「女々しくて訳が分からない、だけど非俗物的な男」に惹かれるパターンもあるということなのです。むしろ後者の属性を各々引き出して鍛えた方が、変な天邪鬼気質が出てきて、一定の女性から何故か好かれる『おったまげること』が起こるのではないかと近頃確信している次第です。

 

もちろん、このパターンが全く通じない女性も沢山いるとは思うのです。

 

それでしたら、通じそうな女性を永遠と探し続けて、当たりを引き抜くまで持ち堪えましょう。その経験は必ずあなたに唯一無二の「繊細なナルシシズム」を与え、いつのまにか「個」としての不思議な魅力となってしまい、どこかの資産を有した物好きな女性が拾ってくれることになるかもしれません。

 

「永遠のモラトリアム」星人になれるかどうか

 

以上、まあどうしようもなくくだらなく、しかし人によっては「とても高度だ!」と思われるような内容だと思われます。

 

僕自身、「上記のような会話を真似よ!」なんておこがましいことは当然言えない訳なのですが、一つだけ、僕自身「ヒモ男」として、とっても恥っ掻きの人物でも、終生の悲願があります。

 

それは「命尽きるまでのモラトリアム」です。

 

モラトリアム??

 

家にあった「心理学辞典」中島義明 他(有斐閣)にはこう書いてありました。

 

 

中二病のj-popの歌詞等に時々出てくる単語だと思うんですが、正確な意味はこうなんですね。

 

つまり僕なりに都合よく要約すると「心理・社会的に十分に発達をしていない青年に対して、社会的な責任や義務がある程度猶予されている期間。この期間は、雑事に惑わされずに、自由な精神で過ごし、役割実験をすることができる」ということ。

 

 

なんと素晴らしい期間!!!!!!!!!!!!!!!!笑

 

 

思わず自己勝手に、涙がちょちょぎれるほど感動的な文言です。

 

 

・・・しかしです。その下に震えるほど恐ろしいことが記述してあります。

 

 

 

 

「モラトリアムが、終結する・・・終結する・・・終結する・・・」

 

 

絶対に嫌です。

 

 

僕は一人前の立派な社会人が身に着けているような、顔は笑っているが目が笑っていない欺瞞的な礼儀正しさや、「私。器用よ!」のアピールのごとくマルチタスクに物事を処理していく能力や、目の前の高い壁に、脂ぎった体でギッと睨みつけて、ぶち壊してずんずんと前に進んでいく能力などこれっぽっちも欲しくない。

 

僕の小さな幼い体が、何故か卑屈な反発精神を伴って、「そうなれることはない」と確信していると同時に、「そうなりたくない!!!」と頑なに拒否しているのです。

 

そんな僕のような「青い」人格を、死ぬまで保護してくれるのは誰か?

 

そう、「ヒモ飼い主」しかいないんです。

 

ヒモ気質の男と、ヒモ飼い気質の女性は、恐らく「青い」と単に言っても足りないくらい、「真っ青」な会話をいつでも楽しみ、それを人生の中心的な「価値」に置くことができるはずです。

 

一緒にいる心地よさ、ヒモ男の異様な青さ、その青さを料理して日々楽しむヒモ飼い主。何か異常な空間が広がっている気がしてこないまでもないですが、まさにこれこそがヒモ生活の王道ではないかと考えています。

 

はい。ってことで、僕とて未だヒモ男としての途上にいますが、ヒモになりたい皆さん、そして現在進行形のヒモの同志よ。社会に小さく反発しながら、そして誇りと恥を綯い交ぜて、優雅なヒモライフを歩んでいけるようにしましょうねぇ。

 

以上、「ヒモになれる方法は果たしてあるのか?それは”エセ”ロマンティックであること。そして永遠のモラトリアムを目指す・・・こと?」でした。